【妊活インタビュー:2】妊活中の妻を救った夫の言葉とは? 4年間の妊活ヒストリー

近年、育休を取得する男性が徐々に増えるなど、出産や育児に対する男性の関わり方も変化していますよね。
同じように、妊活や不妊治療に対して男性がどう関わっているのか、なかなか話を聞く機会がないだけに気になるところです。

今回は、前回に引き続き、4年間の不妊治療ののち出産をした山田さんにインタビュー。
ご主人の妊活や不妊治療への関わり方などについてお聞きしました。

予想もしていなかった自然妊娠!

温活女子会:山田さんは、お子さんを産んだのは関東で、ですよね?関西で行なっていた治療は、引っ越し後も続けていたのですか?
山田さん(以下、山田):「夫の転勤もあり、関東に引っ越したタイミングで、家の近くの不妊治療で評判の良いクリニックの説明会に行ったのですが……。
待ち時間が5〜6時間、日をまたぐこともあるという説明を聞いて愕然としてしまって。今まで自分は恵まれた環境にいたのだなと実感しました。
その時に、もう妊娠は諦めて仕事に専念しようと考え、不妊治療をやめてしまったんですよ。」

温活女子会:たしかに、働きながらであれば待ち時間がそこまで長いクリニックはなかなか通いづらいですよね。治療を再開したきっかけはあったのでしょうか?
山田:「いえ実は、妊活や治療は再開していないんです。治療をやめて、気持ちを切り替えて新たな職場で仕事を頑張っていた時期、突然生理が遅れたことがあったのですが、自分では更年期障害を疑って、産婦人科に行ったんです。すると、妊娠している、と。
嬉しかったのというのはあるのですが、治療をやめている状態だったので驚きの方が大きかったですね。」

夫は不妊治療に対してどう関わっていた?

温活女子会:不妊治療をやめた途端に自然妊娠するという話も度々耳にしますよね。治療中のストレスから解放されたことも一因なのでしょうか?
山田:「もちろん、私もはっきりとその可能性を断言はできないのですが、治療中に様々なストレスがあったのはたしかですね。

温活女子会:そうなると、ご主人の協力体制も重要になってきますよね。妊活や不妊治療に対するご主人の姿勢はどんなものだったのでしょうか?
山田:「こと、先に出産した義弟夫婦のことで言えば、無理に実家に私を連れ出さずに会わないようにしてくれていましたね。おかげでその時期は、義弟夫婦には申し訳ないと思いつつも、会うことなく生活していました。
ただ、やはり最初から完璧に妊活や不妊治療に対して理解してくれていたかというとそうではなかったですね。最初は一緒にクリニックに行ってくれるということもなかったですし。

温活女子会:そんなご主人の意識が変化したきっかけはあったのでしょうか?
山田:「一時期、私が治療に疲弊してしまった時期に夫と大ゲンカをしたことがあったんです。どうして私ばかりこんな思いするんだろうと思ってしまい、ケンカの流れで夫に『あなたに原因がないかどうか証明してよ』と言ってしまったんです。
でもその大ゲンカがあったことで、夫が協力的になってくれました。今となっては逆にあのケンカがあってよかったなと思っています。」

治療中の妻を救った夫の言葉

温活女子会:ご主人の協力で一番、心の支えになった言葉などはありましたか?
山田さん(以下、山田):「子どもができなかったら申し訳ない、離婚してもいいよと私が漏らした時に『子どもが欲しくて結婚したわけじゃない』と言われたことでしょうか。辛かったら治療をやめてもいいよと言ってくれたんです。」

温活女子会:素敵なご主人ですね。思わず涙が出てきてしまいました。そういった言葉があると自分を責める気持ちが軽くなりますよね。
山田:「私が、義弟夫婦に会いたくないと言った時にも、私のことを責めるような発言は一切しなかったですし。実は私が妊娠する前に、義弟夫婦には第二子が誕生していたのですが、夫は私に黙っていたんですよ。
今考えると『私が妊娠できていなかったらどう報告するつもりだったんだろう?(笑)』と思いますが、報告のタイミングによっては、私が取り乱してしまっていた可能性もありますし、夫の気遣いがあったことは本当に大きかったと思います。」

温活女子会:本当に素敵です。妊活や不妊治療によって夫婦の絆がさらに深まった、という感じですね!
山田:「うーん…深まったり離れたり…といった感じでしょうか。一概に夫婦にとって良いことばかり、とは言い切れませんが、夫の新たな一面が発見できたな、とは思いますね。」

「どうして欲しいか、夫に対してはっきりと言うことが大切」と語る山田さん。妊活や不妊治療で、実質的に身体の負担を背負うのはやはり女性。
しかし、不妊治療の中で男性が精神的な面で支えになれることはやはり多いようです。ご主人との感動エピソードに、インタビュアーの私たちも目頭が熱くなってしまいました。
次回は、妊活、不妊治療中のストレス解消法や、出産後も役に立った習慣などについて山田さんにお聞きしていきます!

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