【妊活インタビュー:1】妊活中の妻を救った夫の言葉とは? 4年間の妊活ヒストリー

「そろそろ妊活を考えよう」そう思っても、周囲に経験者もおらず話がなかなか聞けない、と感じている人も多いはず。
というのも、妊活や不妊治療をしている、という話題はセンシティブな部分もあるため、なかなか日常的な会話に出づらいものです。
今回は、実際に妊活、4年間の不妊治療を経験したのち、まさかの自然妊娠で子どもを出産した山田さん(仮名)にインタビュー。
山田さんの病院選びや妊活中に抱えたストレスや葛藤、治療の流れや家族関係はどのようなものだったのでしょうか?

「まさか自分が?」不妊治療のきっかけは偶然だった

温活女子会:本日はよろしくお願いします。早速ですが、山田さんが妊活を始めた年齢やきっかけは何だったのでしょうか?
山田さん(以下、山田):妊活を始めたのは35歳になったあたりですね。と言っても、はじめは基礎体温をつけるくらいだったのですが、タイミング法だけの妊活を始めて1年が経った時、貧血の数値が要治療数値になってしまったことで産婦人科も併設されている内科に通い始めたんです。
そこでたまたま排卵障害であることが発覚し、それが本格的な妊活を始めるきっかけになりました」

温活女子会:自ら婦人科の検査に出向いて、という流れではなかったのですね。
山田:「はい、おそらく多くの人がそうだと思うのですが、35歳を過ぎると妊娠する確率が低くなると一般的に言われていても、自分には関係のないことと思っていたんです。どうしても『自分は大丈夫』という思い込みがあるのですよね」

不妊治療の流れは?

温活女子会:たしかに、自分に不妊の可能性があると考えている人は多くないですよね。実際の治療はどのような流れで進んだのでしょうか?
山田:「まずは排卵誘発剤などの薬や注射での治療から始め、しばらくしてから何度か人工授精も行いましたね。人工授精により妊娠することができたのですが流産をしたこともあり、体外受精なども検討し、他のクリニックに通い始めました」

温活女子会:クリニックを変えたということでしょうか?
山田:「いえ、新しく通い始めたクリニックが、元から通院していたクリニックと連携していて体外受精に力を入れていたため通い始めたのですが、元から通院していたクリニックでも引き続き体外受精以外の治療を行っていました。やはり体外受精は高額なため、頻繁にできるものではないので……。
2つのクリニックには、計2〜3年通っていましたね」

不妊治療中に感じたストレスや葛藤

温活女子会:妊活や不妊治療は体にも大きな負担がかかると聞きますが、山田さんはいかがでしたか?
山田:「やはり私も治療中に身体的なストレスがかかっていたと思います。
使っている薬が体に合わないと体調は悪くなりますし、私はお腹が痛くなるということが多かったです」
温活女子会:精神的なストレスもありましたか?
山田:「そうですね。どちらかと言えば、精神的なストレスの方が大きかったように思います。
通院のために会社を早退するということもあったのですが、周囲に言えないことも多いですし、流産したことがわかるとやはりダメージは大きいですし。
一番辛かったのは、周囲と自分を比べてしまうことでしょうか。妊活中の人で、なかなか授からないという人は経験する感情だと思うのですが、自分より後に結婚したり妊活を始めたりした人が先に妊娠する様子を見ているのが辛かったですね。
祝福したい気持ちはあるのに、心の中で素直に祝ってあげられない自分に自己嫌悪して、それもまたストレスになっていました」

温活女子会:周囲の人と比べてしまうストレスもよく耳にしますね。赤ちゃんを見るのが辛い、とか。
山田:「私の場合、街の中で他人の赤ちゃんを目にすることは特にダメージはなかったのですが、やはり、知り合いの人で、自分が妊活を始めた後に生まれた赤ちゃんだと、接する機会もあるため見るのが辛かったと記憶しています。
私が不妊治療をしている時に、夫の弟夫婦に第一子が生まれたのですが、やはりなかなか会う踏ん切りがつかなかったです。義弟の奥さんは本当にいい人なのですが、そういった人に対して、マイナスな感情を持っている自分にも疲弊してしまっていました。結局、自分自身に子供ができるまで義弟夫婦と会うことができませんでしたね」

ふとしたきっかけで不妊治療を始めた山田さん。しかし、体にかかる負担や、精神的なストレスは予想以上だったと語ります。
次回は、不妊治療中の夫婦の関わりについてお聞きします。

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